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著者不明・李笠翁批点『金瓶梅』は明代の長編白話小説で、中国四大奇書の一。日本でも、馬琴『新編金瓶梅』など、近世期から様々なかたちで翻案されてきた。...
Topic: 和書
題箋は「釈小記続」となっており、仏教各宗の法統や人名などを抄録した『釈小記』が同じく鴎外自筆の読書ノートとして存在するが、それと性格を同じくするものと思われる。明治大正の仏教史学者村上専精の『日本仏教史綱』(金港堂,明治31-32年刊)から法相、華厳、三論、密教各宗、浄土宗など各宗派の法統図を抄録、構成している。鴎外の晩年に散見される山加製..
Topic: 和書
題僉には「三書再抄」とあり、扉に「伊勢家相伝稽古箇條目録」、「稽古抄」、「酌並記」から再録したむねが記されている。全丁鴎外の筆写になる。後識語には「弘化四年丁未十一月五日/信濃松代飯嶋与作源勝休述/嘉永二己酉年神無月二十二日/渋谷庸行抜書/大正三年十二月三十日/源高湛再抄」とある。大正3年(1914)12月31日の鴎外日記に「二十九日より関保之助に借..
Topic: 和書
エルンスト・ヘッケル『自由な学問、自由な学説』。...
Topic: 洋書
「渭南文集」は、南宋の代表的詩人である陸游(号は放翁)の晩年の詩文集である。...
Topic: 和書
ジョン・ミルトン『失楽園』。鴎外はドイツ留学中にドイツ文学だけでなくヨーロッパ文学のドイツ語訳作品を多読したが、その多くがレクラム百科文庫 “Universal-Bibliothek”...
Topic: 洋書
『都甲太兵衛』の基礎資料。内容は二部にわかれ、前半の「先祖附」は、都甲家の初代から十代までの事蹟を、十代目である源蔵が熊本藩に提出したものの控え。後半は、さまざまな記録類から抜萃された、初代太兵衛に関する逸話の抄録である。「先祖附」は明らかに鴎外の筆ではないが、後半は鴎外自筆の可能性も残る。鴎外は『都甲太兵衛』を執筆するにあたり、..
Topic: 和書
カール・フォン・クラウセヴィッツ『遺稿著作集』3巻。『戦争論』を含む。『戦争論』を鴎外がドイツ留学中に本書を熟読し、のちに陸軍中将となる田村(早川)怡与造にその内容を講じていたことは『独逸日記』の明治21(1888)年1月18日の記述にもみられる。帰国後の小倉時代に本書の抄訳に着手、『大戦学理』として明治36(1903)年に出版した。本書にはペン(インク)と鉛筆..
Topic: 洋書
婚礼の際の礼法について記したノート。何らかの書物からの抄録と思われるが、底本は未詳である。柱に「宮内省」と記された用箋が用いられていることから、鴎外が宮内省図書頭の職にあった大正6年~11年(1917-1922)の間に制作されたものであろう。(出)
Topic: 和書
『堺事件』の資料。「堺列挙始末」と表題が書かれ、鴎外文庫蔵の幸田成友『大塩平八郎』(鴎H20:334)と同様に赤や青の鉛筆で多くの傍線が引かれているほか、文字、図表などもインクで書入れられており、本書を見ながら『堺事件』の執筆が進められたことが推測できる。『堺事件』については、鴎外がその歴史事実の確認にあたって本書のみを使用し、他の資料と十分..
Topic: 和書
およそ鎌倉中期から織豊時代までの書簡を、年代に依らず、一~六十九の番号をふって配列したうえ、年月日と差出人、受取人、用件などを簡潔に記した目録である。肥前長嶋荘の地頭であった小鹿島《おかしま》(橘薩摩)氏の古文書、『小鹿島古文書』もしくは『小鹿島文書』に基づくと考えられる。全丁が鴎外の自筆である。巻末の識語には、「大正五年五月二十三日..
Topic: 和書
渋江抽斎の蔵書目録である。巻末に、慶応2年(1866)8月に藹斎なる人物が鈔録したとする識語があり、またセピア色のインクで原稿用紙に筆記されていることから、本書はさらにそれを転写したものと考えられる。筆跡は森潤三郎の筆に近いが、詳細は不明である。(出) 関連作品: 『渋江抽斎』(全集16巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card2058.html
Topic: 和書
F・ブルノルト『文学的回想』。 ブルノルト(本名アウグストゥス・F・メイヤー)は19世紀ドイツの詩人、小説家。1875年に出版された、筆者が人生の大半を過ごしたベルリンでの生活について描いた文学エッセイ・回想集。特に書入れが集中しているのは第1巻の「死して忘れられて」(Gestorben und...
Topic: 洋書
ローゼンクランツ「論文集」(Neue Studien)の第2巻→第1巻 Studien zur Culturgeschichte の解題参照。 関連作品: 『Japan und die Japaner』(全集26巻) 参考文献: 小堀桂一郎『若き日の森鴎外』東京大学出版会,1969年
Topic: 洋書
陸軍の「医事衛生の景況」を記録したもので、傷病死者の統計とその報告等を載せている。鴎外の軍務上の資料であったと思われる。鴎外文庫には製本されたもの全11冊が所蔵されているが、ここに画像化したのは次の3冊である。 ・第3年報(明治10年(1877)7月~11年(1878)6月)より第7年報(明治14年(1881)7月~15年(1882)6月)までの5年度分を合冊したもの...
Topic: 和書
近世後期京都の儒者村瀬栲亭の手になる漢文考証随筆。言語、風俗、器物など様々な事柄の起源や沿革を、和漢の書物を渉猟しながら明らかにした書物である。鴎外の書入れは、食物についての説明箇所に集中しており、「盤遊飯...
Topic: 和書
フリードリヒ・パウルゼン『倫理学体系』。 パウルゼンはベルリン大学の哲学教授。出版年が1889年となっており、鴎外が帰国後に購入したものと考えられる。鴎外は小倉時代に本書の一部を「フリイドリヒ・パウルゼン氏倫理説の梗概」として抄訳している。...
Topic: 洋書
松崎慊堂の弟子であり、水野忠邦の家臣であった幕末の碩儒塩谷宕陰(世弘)の著書を鴎外が筆写したもの。初期に散見される牽舟居士の原稿用紙を使用しており、また末尾に「庚辰四月牽舟居士森林太郎書」とあるので、明治13(1880)年、鴎外19歳の時の書写と分かる。「論澳門居夷」、「同窟狐狸」、「論聖祖貽謀」、「論宣宗黜林則徐」、「論琦伊放俘」、「論清十敗」..
Topic: 和書
『詩経』は、中国の五経の一つ。墨による欄外への注記が確実に鴎外の手になるものである。書入れにおいて、「長孫曰」などの形で数多く引用されているのは、近世後期の儒者西嶋蘭溪の考証随筆『慎夏漫筆』であり、たとえば、「西嶋長孫曰、左僻也(後略)」という書入れは、『慎夏漫筆』巻三、2丁裏から3丁表の記述を写したものである。このほか、中井履軒の『..
Topic: 和書
清初の文人・蒲松齢の著した志怪書。500編前後の短編を収める。鴎外の読書時期ははっきりしないものの、ドイツ留学以前に耽読された可能性が高いと前田愛は推定している。...
Topic: 和書
パウル・ハイゼ、ヘルマン・クルツ共編『ドイツ短編集』全24巻。 総計86篇が収録されるが、31編を除いて、各編の終わりに読後感と読了日付が書入れてあり、これによって鴎外のライプチヒ時代の読書歴の多くを知ることができる。後年『悪因縁』(全集1巻)として訳されたクライスト(H.Kleist)の『サント・ドミンゴ島の婚約』(Die Verlobung in...
Topic: 洋書
正篇は晋の張華の撰、続篇は宋の李石の撰と伝えられる。地理・物産・動植物・歴史人物の故事などを雑記した書。...
Topic: 和書
『寿阿弥の手紙』の元となった書簡。寿阿弥から桑原苾堂に宛てられている。鴎外は大正4年(1915)12月31日に、吉川弘文館でこれを入手した。寿阿弥は通称真志屋五郎作といい、神田新石町の菓子商で、渋江抽斎に演劇の趣味を開かせた人物。前識語に「真志屋五郎作、曇_、空華、如是縁庵の号あり。戯号寿阿弥、二世劇神仙などゝ云ふ。此書状は文政十一年戊子二月十九..
Topic: 和書
改稿『興津弥五右衛門の遺書』の資料。鴎外は初稿『興津弥五右衛門の遺書』を大正元年(1912)10月の『中央公論』に掲載したが、その後、本書及び『興津又二郎覚書』(鴎H20:442)・『忠興公御以来御三代殉死之面々』(鴎H20:530)を入手し、これらに従って改稿を加え、単行本『意地』(籾山書店,大正2年6月)に収めた。大正元年12月22日の日記に、「興津の子孫の事に就きて賀古..
Topic: 和書
ルードルフ・ウィルヒョウ『近代国家における学問の自由』。...
Topic: 洋書
カール・アウグスト・ユリウス・ホフマン『論理学概論』。...
Topic: 洋書
鴎外の晩年に作られた自筆抄本。『水戸文籍考』は清水正健の著書で、水戸光圀を始め、水戸藩の文人の簡単な伝記事項と、著書などを列記した書物である。それを鴎外が人名、字、生没年、著書名などを中心に抄写している。(神) 参考文献: 清水正健編『水戸文籍考』須原屋書店・川又書店,1922年
Topic: 和書
中国清代の文人紀昀の手になる短編小説集。多数の怪談や奇異譚などを収める。書入れの内容などから、留学以前、すなわち、23歳頃までの書入れと推定されている。...
Topic: 和書
文亀元年(1501)から慶応4年(1868)に至る、日本における洋学の由来を整理した大槻修二(如電)著『日本洋学年表』(明治10年)を、鴎外が要略して写したもの。天文台設置・移動の記事や、東京大学医学部の前身である種痘所、及び、同様に後に東京大学となった開成所の変遷についての記事には朱点が付されており、鴎外の関心の在り所を伝える。...
Topic: 和書
榊原政岑についての系図・年譜などを鴎外が抄写したもの。榊原政岑は江戸中期の播磨国姫路藩主。徳川吉宗の倹約令に背いて、高尾太夫を身請けするなど贅沢な生活を送り、隠居を命じられて越後高田に転封された。鴎外旧蔵の『古今史料...
Topic: 和書
明治16年(1883)の国勢について調査した本。裏表紙の前に「本郷六丁目発売」の元号と西暦の対象表、モース(E.S.Morse)の通訳を務めていた竹中八太郎出版の『七曜便覧』(1883)が貼り込まれている。 本文中の書入れは、年号関連、度量衡関連の補足、統計数値の補足に大別され、年号に関しては元号と西暦との対照、「Am 17...
Topic: 和書
全丁鴎外の自筆によるノート。軍隊の所在地表、尺貫法からグラム・メートル法への換算表、日清戦争の死傷者数、摂氏から華氏への換算表など、軍務に用いる情報を記したもの。ノートの末部には、「野戦衛生勤務連繋ノ大要」などの図表が貼りつけられている。ドイツ語によるメモもみられ、西洋の軍事技術に通じる軍医としての鴎外の一面を見ることができる。(渋)
Topic: 和書
ロベルト・プレルス著『ドイツ劇文学・劇芸術の歴史』全2巻。鴎外は帰国後演劇改良についての評論を次々と発表し、石橋忍月らと論争を展開するが、鴎外は本書などドイツ留学中に精読した演劇論を引用しつつ反駁した。特に、『再び劇を論じて世の評家に答ふ』(明治22(1889)年)において、忍月の「舞台戯曲」(上演される戯曲)と「文園戯曲」(読まれるだけで上演され..
Topic: 洋書
ヨハネス・ルイス・モーリッツ・フラハ『ドイツの将来』。 ホフマン(K.A.J.Hoffmann)、ボレリウス(J.J.Borelius)、フラハ(J.L.M.Flach)、ペッツル(J.v.Pözl)の著述が1冊に綴じられた本で、遊紙に「目次」を墨書され、それぞれに「理法」(ホフマン)、「独仏新哲学」(ボレリウス)、「独逸未来記」(フラハ)、「拝焉集会條例」(ペッツル)の邦訳題が付される。...
Topic: 洋書
慶応度漢詩人のアンソロジー。「十家」とは、大沼枕山、小野晏斎、佐藤牧山、植村藘州、釈金洞、鷲津毅堂、鈴木松塘、長谷川昆渓、関雪江、釈錦河の十人である。鴎外は気に入った詩句に圏点を付し、感想を記している。感想からは森春濤の影響下に育った漢詩趣味のありようが、「読史雑詠」の対象人物や作品初出の注記などからは考証癖が窺える。(多)
Topic: 和書
江戸時代の儒者・松崎慊堂の事蹟を記した文章。鴎外は著者から本論文を落掌するに至った経緯を記し、巻末に貼付している。 著者の野崎安太郎は掛川中学(掛川高校の前身)の教授であり、静岡の藩儒であった慊堂の事蹟を調査している。本コレクションでは、他にも野崎安太郎による慊堂関係資料『松崎慊堂由緒書』(鴎H20:3975)を所蔵している。(多) 関連作品:...
Topic: 和書
朝鮮人児童に日本語の教科書で朝鮮の歴史をどう教えるかという会議案を印刷したものであり、「厳秘」の印が押してある。巻頭には、鴎外の筆で「教科用図書調査委員会」「朝鮮用」と記され、傍線、字句訂正のほか、朝鮮の王の名前が朱筆で書入れられている。なお、本書は浅見倫太郎による朝鮮の歴史と地理を記した「国史ノ扶韓事蹟」という草稿と合冊されてい..
Topic: 和書
儒者松崎慊堂が文政元年(1818)年旧暦5月4日から6月13日にかけて東北地方を旅行した際の紀行文。本コレクション所蔵『遊豆小志』(鴎E44:377)の跡を継ぐ文章である。奥州白河・松島など名所旧跡をめぐる旅から自邸に戻るまでの日記で、『伊沢蘭軒』『北條霞亭』の資料となった、渋江保筆写の慊堂関係文書の一つと考えられる。(多) 関連作品: 『伊沢蘭軒』(全集17巻)...
Topic: 和書
ヨハン・ヤーコプ・ボレリウス『現代独仏哲学瞥見』のドイツ語訳。 著者はスウェーデンの哲学者であり、ルンド大学の教授。本書は、19世紀ドイツ・フランス哲学の概略を解説したもので、原文はスウェーデン語である。シュヴェーグラー(A.Schwegler)の『西洋哲学史』(Geschichte der Philosophie im...
Topic: 洋書
五弓雪窓は、近世末から明治中期にかけて活躍した歴史家。 本書見返しには、細いペンで書名を羅列した書入れがある(筆写は不明)。このリストは、関西大学「五弓雪窓文庫」目録と概ね一致するため、雪窓の歿後、遺稿も含めた著書をメモしたものであることがわかる。...
Topic: 和書
渋江保筆の原稿を鴎外が綴じた本。『渋江抽斎』の資料となった。内容は渋江抽斎の著作の抄写で、「抽斎吟稿」、「讏語」、「附記質叨飮」、「抱朴子序」、「附記」、「迷庵師読書指南序」の6部に分かれる。「吟稿」には和歌・漢詩・狂歌を収め、「讏語」の題辞下には朱筆で「未定稿」とある。また、各所に渋江保の注が朱筆で記されている。『渋江抽斎』その..
Topic: 和書
アドルフ・ラッソン『法哲学体系』。 ラッソンはドイツ観念主義の哲学者として知られ、本書は彼の主著のひとつ。序章の他に、法と秩序、法と実践理性(「実心」)、法と正義、法と自由に関する章など限られた章に書入れ・下線が集中している。 “Eindrücke” [感想]には、 “Die Civilization ruht auf die historische Grundlage ; Vergl. Lasson,...
Topic: 洋書
複数の文献資料を抄写したノートで、全丁が鴎外の自筆にかかる。題名にある「嶽林寺」とは、大分県日田市に現存する松陽山岳林寺のことである。本書の内容は「大分県豊後国日田郡光岡村大字友田太平興国松陽山岳林永昌禅寺由緒」、「参考太平記明極禅師参内」、「龍門夜話」の3部からなるが、そのいずれもが鎌倉時代に元から渡来して岳林寺を開山した禅僧、..
Topic: 和書
本書は鴎外が小倉赴任に先立って豊前国関連の資料を抜書、さらに赴任後補筆したものであることが巻頭目次の「在東京鈔録者」という書き入れによって明らかである。まず『諸国名義攷』によって豊前の概要を述べ、『大日本史』神祇志で神社の所在、『倭名類聚抄』で郡名を記した後、『歴代鎭西要略』で具体的な歴史を神代より桜町天皇の時代までに渉って記して..
Topic: 和書
日本人による漢籍の注釈本および和刻本を目録にしたもの。原本は幕末の考証学者東條琴臺の編著になり、鴎外は四書以下の部類を欠く「香雲堂叢書本」を、琴臺の蔵本によって補っている。(多)
Topic: 和書
渋江保が松崎慊堂『慊堂遺文』続編を筆写して鴎外に贈ったもの。内容は序跋、題言、碑文、短い日記など多岐にわたり、保は『慊堂日暦』や原本をもとに朱筆で校勘を加えている。慊堂は近世後期の儒者であり、『伊沢蘭軒』や『北条霞亭』の主要な登場人物である。「伊藤景久像賛」への「他日須得善本而訂正」という保の註が示す通り、本書は稀覯書の部類に属す..
Topic: 和書
『伊沢蘭軒』執筆の際の資料を、鴎外が1冊に綴じた本。内容は、池田錦橋・京水に関する鴎外の調査手録、『江戸黄檗禅刹記』「嶺松寺の部」より抄録の錦橋墓碑文(渋江保による)、黄檗山に錦橋の墓を訪ねた森潤三郎の報告書簡、「大月如電筆記物中ヨリ抄出」とされる「敬所直話」(富士川游の筆録か)などである。(出) 関連作品: 『渋江抽斎』(全集16巻)...
Topic: 和書
江戸後期の漢詩人頼山陽の詩集。鴎外の書入れは「北条子譲墓碣銘」(巻四)に集中しており、『北条霞亭』その二に見える霞亭墓碣銘の対校、すなわち、巣鴨真性寺にある墓碣銘の文章と『山陽遺稿』所収のそれとの比較に際して用いられたことは明らかである。注記はいずれも、『北条霞亭』中の記述と対応しており、たとえば「霞亭先生北条君墓」「友人頼襄撰并書..
Topic: 和書
ヨハネス・ルイス・モーリッツ・フラハ『現代ドイツの大学教授』。 フラハは古典学者。鴎外は同じ著者による『ドイツの将来』も読んでいる。...
Topic: 洋書
渋江保自筆の原稿を鴎外が1冊に綴じた本。巻末に渋江保筆の「抽斎の学説」を付す。史伝『渋江抽斎』執筆のため、鴎外が「抽斎ノ親戚並ニ門人」及び「抽斎の学説」の題で抽斎の息子保に起稿を求めた(大正5年(1916)1月24日付渋江保宛書簡)のに応じて書かれたもの。同年1月27日付渋江保宛書簡に「『親戚門人』の初冊正に入手イタシ候」とあり、2月6日付渋江保宛書簡に..
Topic: 和書
アドルフ・シュタール『文学と芸術に関する小品集』。...
Topic: 洋書
エミール・クノール『ヨーロッパ諸国における軍衛生部隊の発達と形成』。...
Topic: 洋書
江戸後期の随筆家、山崎美成による伝記集。「雅俗に拘らす」という本書序文の言葉通り、硬軟取り合わせた編纂ぶりが特色である。 目次末尾には、「医家」7人を弁別するため、圏点を施したと記す鴎外自筆書入れがある(日付は明治12年(1879)4月2日)。本文中の書入れは、木村兼葭堂『兼葭堂雑録』等を参照した情報補足が主である。...
Topic: 和書
パウル・ハイゼ、ルードヴィヒ・ライストナー編『新ドイツ短編集』。全24巻(鴎外文庫本は第23巻欠)。 『ドイツ短編集』(1870~74)の続編として約10年後、鴎外の留学中に出版されたもの。...
Topic: 洋書
「徂徠集人名」、「南郭集人名」、「春台集人名」の3部より成る。全丁が鴎外の自筆である。『徂徠集』、『南郭先生文集』、『春台先生紫芝園稿』より作成した人名録であり、一部には略系図もふくまれる。また、全篇にわたって、他集との校合が鴎外自身の朱筆によってなされている。上記の3書は、全て鴎外自身が所蔵しており、それを用いたものかと思われる。(..
Topic: 和書
ルソー『告白』。 同書の翻訳『懺悔記』を制作する際に底本としても使われた。明治21(1888)年の時点で、全訳出の計画があったというが、実際は要約や省略を含む抄訳となった。...
Topic: 洋書
文化9年(1812)出版の滝沢馬琴作の読本で、本書は明治17年(1884)の活字本。鴎外により、全丁にわたって傍線やカギ括弧が付されており、熟読していたことがうかがえる。巻之下の表見返しに登場人物の一覧を記した「姓氏略目」が書入れられており、その中に「甲申歳三月望後一日夜燈下記」とあることから、明治17年、鴎外23歳の時の読書と分かる。(小) 参考文献:...
Topic: 和書
鴎外自筆の題簽には「細川家殉死録」とある。改稿『興津弥五右衛門の遺書』の資料。鴎外は初稿『興津弥五右衛門の遺書』を大正元年(1912)10月の『中央公論』に掲載したが、その後、本書及び『興津又二郎覚書』(鴎H20:442)・『興津家由緒書』(鴎H20:432)を入手し、これらに基づいて改稿を加え、単行本『意地』(籾山書店,大正2年6月)に収めた。奥書に「忠興公御以来御三..
Topic: 和書
幕末に刊行された漢詩詞華集。藤森天山以下6名の漢詩人の作品を収める。留学以前に用いられた「林太郎」印が押されていることから、若年の頃の閲読と考えられる。『品石風雅』や『煕〃堂叢詩』など別の詩集に収められた作品との校合や、収録された詩人の略歴が書入れられている。また、紀貫之の和歌、菊池三渓や上夢香の漢詩と、本書に収録された作品との内..
Topic: 和書
滝沢馬琴の文化12年(1815)刊の読本で、本書は明治16年(1883)の後印本。明治16年は活版印刷の普及と予約出版の流行により戯作復刻ブームが始まった頃で、その口火を切ったのが本書をはじめとする馬琴の読本の再版であった。...
Topic: 和書
歴史小説『魚玄機』(『中央公論』30年8号,大正4年7月)の資料の一つ。...
Topic: 和書
琳派の画家として知られる酒井抱一が、自身の句稿『軽挙観句藻』から抜萃して編んだ発句集である。写本であるが、本文は鴎外の筆ではなく、筆写者不明。本文には明らかな誤りが多数見られ、鴎外は他本を用いてそれらを訂正している。また、巻末に鴎外の筆で「明治三十一年十二月二十六日午夜一校畢...
Topic: 和書
『荀子』は、中国古代の思想家荀子の考えをまとめた書物。荀子は儒家の代表的人物であり、性悪説を主張したことで知られる。朱筆の書入れが鴎外の手になるものであり、本文の語句などをドイツ語の言葉と対照させながら読んでいたことがうかがえる。墨による書入れは別人のものであろう。...
Topic: 和書
「「日本人名辞彙」より抄出す」(1オ)とある「曲直瀬正慶」の記事、曲直瀬《まなせ》家の家譜である「今大路年譜」、『勤王烈士伝』(勤王烈士頌功建碑事務所,明治39年(1906)4月)から抄写した「贈正五位曲直瀬道策」の項目の3部より成る。ただし、第1部の「日本人名辞彙」は誤りで、用いられた書名は『大日本人名辞典』(東京実益社,大正5年(1916)12月)が正しい。また、..
Topic: 和書
ゴットフリート・キンケル『火葬について』。 副題によると、キンケルがドレスデンで1876年6月7日にヨーロッパ会議開会に際して行った火葬についての講演録。標題紙には「作者千八百四十八年Baden叛党ノ魁首ナリ 死罪ノ宣告ヲ受ケ逃レテ英国ニ至ル 今瑞西ノ大家ナリ(一等軍医Weber之話) 10 Mai...
Topic: 洋書
近世期の儒学者伊藤仁斎とその息子東涯、また、彼らの門人や関係者などを五十音順に抄録したもの。古学徒とは、ここでは、古義学を唱えた仁斎一派に対する呼称である。五十音ごとに頁が替えられていることから、元々、罫紙ごとに人名を抄出した後に、冊子体に綴じたのであろう。制作にあたっては、多くの詩文集や人名録、詩話などが参照されたと考えられる。..
Topic: 和書
渋江保・鴎外らの手になる原稿の合綴。『伊沢蘭軒』の資料となった。 4冊に分かれ、第1冊は伊沢徳(信忠)の著になる「伊沢家系図」・「歴世略伝」の渋江保筆写稿、「先霊名録」、「旗本伊沢家譜抄」、「備忘録」、「先祖書・親類書・遠類書」、「飯田系譜」(以上鴎外筆か)を収める。...
Topic: 和書
ルドルフ・フォン・ゴットシャル『詩学』。 ゴットシャルはドイツの作家・劇作家。戯曲・小説・詩などの創作に加え、文芸批評など幅広い分野で多くの著作を残した。鴎外がゴットシャルを精読していたのはミュンヘン時代からベルリン時代にかけてと推定されている。 本書の正式な書名は『詩学~近代的視点から見た文芸とその技法~』(Poetik : die Dichtkunst und ihre Technik...
Topic: 洋書
明治10年代は、戯作の覆刻出版が流行した時代であり、曲亭馬琴の壮大な長篇小説とともに、十返舎一九・式亭三馬の滑稽文学も、繰り返し出版された。本書は、後者(滑稽の戯作)の源流と理解され、諷刺と滑稽、批評性を格別に愛された、平賀源内の文集である。巻末の書入れ「癸未七月」から、鴎外が明治15年(1882)夏に本書を読んだことがわかる。書入れは前半に集中..
Topic: 和書
幕末期の漢学者海保漁村による漢文についての評論書。漁村は渋江抽斎の墓誌を記すなどしており、史伝小説においてはその文章が資料として引かれている。 書入れにおいては、『論語』や『韓詩外伝』などについて言及されている。また、「左氏ノ事ヲ紀スル...
Topic: 和書
ノットナゲル、ロスバッハ編『薬理学ハンドブック』第5版。...
Topic: 洋書
クリストフ・ヴィリバルト・グルック『オルフェウスとエウリディケ』。 ライプツィヒ市立劇場での公演用に作られた特別なヴァージョンの台本で、「ライプツィヒ劇場の興行用公式版」とある。表紙には赤インクで、鴎外がライプツィヒ市立劇場で観劇した日の日付(1885年6月21日)と当日出演したソロ歌手の名前が記入されている。...
Topic: 洋書
鴎外による自筆ノート。美術関係の事項のメモで、主として画家の伝記・系図・目録などが収録されている。内容は、谷文晁『図書興発一名文晁画談』、屋代弘賢『輪翁画譚』、新井守村『随観抄』、無帠『近世逸人画史』、からの抜抄、および『絵巻目録』、『日本画各派系統図』、『楽茶碗師統譜』、『銘器秘録』、『銘物集』、『茶器目利集』からの抜鈔である。..
Topic: 和書
ビーシャ・メアリー・クローカー『かわいらしいミス・ネヴィル』のドイツ語訳。 本文最終頁には「明治十九年九月八日於列翁沌読了」の書入れがある。『独逸日記』(全集35巻)によれば、鴎外は明治19年(1886)9月3日から18日の間、シュタルンベルク湖のほとりのレオニ村に滞在し、その間 『Ethnographisch-hygienische Studie über Wohnhäuser in...
Topic: 洋書
ルドルフ・フォン・ゴットシャル『文学上の死響と生問』。 ゴットシャルはドイツの作家・劇作家。戯曲・小説・詩などの創作に加え、文芸批評など幅広い分野で多くの著作を残した。鴎外がゴットシャルを精読していたのはミュンヘン時代からベルリン時代にかけてと推定されている。 本書は詩人たち5人の評伝 “Portraits”と、劇・小説などに関する3つの研究論文...
Topic: 洋書